製造・設備保全ガイド
作業例の危険要因と確認事項を確認し、実際の現場に合うリスクアセスメントと作業書類を作成します。
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01
現地の文書と適用範囲
作業リスクアセスメントで危険性・有害性を洗い出し、リスク低減措置を安全作業手順書に反映します。作業前のKY活動で当日の重点事項を共有しますが、KY活動だけでリスクアセスメントを置き換えないでください。作業主任者・特別教育・許可の要否は、実際の作業区分と設備に合わせて確認します。
- 作業リスクアセスメント
- 安全作業手順書
- 作業許可書
- 危険予知活動(KY)記録
- 安全点検表
作業計画の参考資料です。数値基準・許可・資格は国・業種・設備に合わせて確認し、測定値・作業者・署名は作業ごとに新しく記録してください。
02
現場に適用する手順
- 1
作業範囲を分ける
設備・場所・手順、作業者、周辺作業、動線を確認します。準備・実施・片付けに分け、現場で確認した危険要因を記録します。
- 2
手順ごとに対策をつなぐ
除去・代替・工学的対策を先に検討し、手順と保護具を補います。対策ごとに担当者、確認方法、中止条件を決めます。
- 3
書類と現場確認をつなぐ
現地の評価書・手順書と必要な許可書を選び、作業前に共有します。図面・点検表をまとめ、変更時は再評価し、今回の出力版を保管します。
03
作業別の危険要因と確認事項 10
MANUF-01
メッキ槽の薬液補充および金属表面の酸洗処理
- 想定される危険要因
- 酸性ガスによる酸欠・中毒、飛沫による化学火傷
- 現場で確認・具体化する事項
- SDS、適合性、密閉・局所排気、漏えい遮断と緊急対応を確認します。測定対象・基準・呼吸用保護具は物質とばく露条件に合わせて選定します。
MANUF-02
射出成形機のノズル詰まり除去および樹脂の炭化パージ
- 想定される危険要因
- 高温樹脂の噴出による火傷、ユニット移動時の身体の挟まれ
- 現場で確認・具体化する事項
- メーカー手順、ガード、エネルギー遮断と残留エネルギー除去を確認し、再起動前に人員・工具を確認します。
- 開放前に流体と圧力を遮断・解放し確認します。試験圧力・媒体・昇圧手順は設計規格と承認手順に従い、立入制限と中止条件を定めます。
MANUF-03
産業用丸鋸(丸のこ)を使用した丸太の切断および加工作業
- 想定される危険要因
- 回転刃への手袋の巻き込まれ、木材のキックバック(反発)による激突
- 現場で確認・具体化する事項
- メーカー手順、ガード、エネルギー遮断と残留エネルギー除去を確認し、再起動前に人員・工具を確認します。
MANUF-04
生産ラインのコンベヤベルト駆動部の定期メンテナンス
- 想定される危険要因
- ローラーへの指の巻き込まれ、予期せぬ起動による挟まれ
- 現場で確認・具体化する事項
- メーカー手順、ガード、エネルギー遮断と残留エネルギー除去を確認し、再起動前に人員・工具を確認します。
MANUF-05
溶融炉(溶解炉)への原料投入および溶湯の鋳造作業
- 想定される危険要因
- 水分の混入による水蒸気爆発(突沸・スプラッシュ)、輻射熱による火傷
- 現場で確認・具体化する事項
- 作業別の教育・資格と専用手順を確認します。工程・機器の防護、ばく露管理、緊急対応と責任者の確認を作業計画に具体化します。
MANUF-06
スポット溶接ロボットの保守およびチップ交換
- 想定される危険要因
- ロボットの誤作動による衝突、高温のチップ接触による火傷
- 現場で確認・具体化する事項
- メーカー手順、ガード、エネルギー遮断と残留エネルギー除去を確認し、再起動前に人員・工具を確認します。
- 設備・回路・電源の特定、逆送電・誘導電圧・蓄積エネルギー; 電源の切離し・再通電防止・施錠と表示; 検電器・機能確認・無電圧確認結果・確認者; 必要な接地・短絡、近接充電部の防護と作業区域; 作業終了・退避・施錠解除・復電承認の記録.
MANUF-07
製造工程におけるプレス金型の交換(段取り替え)作業
- 想定される危険要因
- 金型降下時のベッド間での挟まれ、吊り上げ中の衝突
- 現場で確認・具体化する事項
- 重量・重心・吊り点・定格荷重・玉掛け角度を確認します。地盤・経路・立入禁止区域・合図を定め、揚重計画に従います。
- メーカー手順、ガード、エネルギー遮断と残留エネルギー除去を確認し、再起動前に人員・工具を確認します。
MANUF-08
SMT生産ラインの運転およびリフロー炉のメンテナンス
- 想定される危険要因
- 高温ヒーター接触による火傷、はんだ内の鉛/フラックス中毒
- 現場で確認・具体化する事項
- メーカー手順、ガード、エネルギー遮断と残留エネルギー除去を確認し、再起動前に人員・工具を確認します。
- SDS、適合性、密閉・局所排気、漏えい遮断と緊急対応を確認します。測定対象・基準・呼吸用保護具は物質とばく露条件に合わせて選定します。
MANUF-09
大型食品ミキサーの内部精密洗浄および消毒
- 想定される危険要因
- タンク内の酸素欠乏(酸欠)、予期せぬブレード回転による挟まれ・切断
- 現場で確認・具体化する事項
- 場所の特定・立入りの必要性・出入口と退避経路; 作業者・外部監視担当者・作業責任者と連絡方法; 測定対象・許容基準・再測定または連続監視計画; 流入物・設備エネルギーの遮断・施錠・残留エネルギー確認; 換気・呼吸用保護具・発生源対策と停止時措置; 現場の救出方法・人員・器具・連絡と準備確認.
- メーカー手順、ガード、エネルギー遮断と残留エネルギー除去を確認し、再起動前に人員・工具を確認します。
MANUF-10
大型オフセット印刷機のローラー点検および溶剤清掃
- 想定される危険要因
- ニップ点(巻き込み点)での指の潰れ・挟まれ、溶剤蒸気からの火災
- 現場で確認・具体化する事項
- メーカー手順、ガード、エネルギー遮断と残留エネルギー除去を確認し、再起動前に人員・工具を確認します。
- SDS、適合性、密閉・局所排気、漏えい遮断と緊急対応を確認します。測定対象・基準・呼吸用保護具は物質とばく露条件に合わせて選定します。
04
今回記録する現場情報
作業日・場所・設備番号、担当者・参加者、許可番号、測定値・時刻・測定者、点検結果と変更を記録します。以前の署名や測定値は流用しません。
05
公的な参考資料
下記は現地の用語と適用範囲を確認する資料です。作業例はSmart JSA Bridgeが整理した参考項目で、公的な様式ではありません。
https://smartjsabridge.com/ja-JP/guideline/manufacturing